名門大学スキャンダル史 | 新書野郎

名門大学スキャンダル史

名門大学スキャンダル史 あぶない教授たちの素顔 (平凡社新書)名門大学スキャンダル史 あぶない教授たちの素顔 (平凡社新書)
海野 弘

平凡社 2010-09-16
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イギリス編とアメリカ編がある。それぞれオックスブリッジやハーバードの話ではあるのだが、スキャンダル史でも何でもない有名教授のエピソード集みたいなもの。海野弘なので、いきなりフリーメーソンの話とかになってしうまうのだが、最後もブッシュのスカル・アンド・ボーンズという「秘密結社」系で締め。まあアカデミズムの世界に限らず組織の論理が動く世界はどこでも秘密結社との関係を言う事ができるのだろうが、校内で自撮AVを作ってオープンキャンパスの時に高校生を前に上映されてしまい、給与保障を引き換えに辞職したら、支払がなくなったので提訴した教授とかそんな話を期待していたら大間違い。新書界最左翼の平凡社新書のくせにチョムスキーを批判的に見ているのは単に海野の趣味ではないからだろうけど、左翼新書御三家の一角である集英社がチョムを囲っているからかな。