新書野郎 -262ページ目

社会起業家

著者: 斎藤 槙
タイトル: 社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流
あまり印象がない本。

安心のファシズム

著者: 斎藤 貴男
タイトル: 安心のファシズム―支配されたがる人びと
最近は完全に「岩波系」ジャーナリストと化した著者。君らが考えてるほど庶民は愚民ではない。

現代の戦争被害

著者: 小池 政行
タイトル: 現代の戦争被害―ソマリア、イラクへ
ノンキャリ外交官から一転、暴露本を出したおかげで、マスコミ露出、大学教授、外交評論家と華麗なる転身を遂げた著者。

小説の終焉

著者: 川西 政明
タイトル: 小説の終焉
何を以って小説の終焉なのかよく分からない。

働きながら書く人の文章教室

著者: 小関 智弘
タイトル: 働きながら書く人の文章教室
旋盤工作家として有名な人。町工場が消えていく中、こうしたタイプの作家はもう生まれないだろう。
☆☆

ポストコロニアリズム

著者: 本橋 哲也
タイトル ポストコロニアリズム
ポストコロニアズムについての解説書としては微妙。著者の見解が滔々と述べられるだけ。

懐かしのアメリカTV映画史

著者: 瀬戸川 宗太
タイトル: 懐かしのアメリカTV映画史
著者は昭和27年生まれ、というから、こども時代にお茶の間にテレビが入ってきた第一世代ということになろうか。日本のテレビ局の創成期にあたるこの頃、 放映されていたのは外国製(その多くがアメリカ)のテレビドラマが多かった。チャンネル数も多くなく、他に娯楽も少ない時代で、人気番組になると、誰もが 同じ番組を見ていたらしい。この著者は本当に好きなんだろう。懐かしのタイトルを次から次へと紹介。かろうじて『奥様は魔女』の記憶があるくらいの私に は、とてもついていけない。

アメリカ外交

著者: 村田 晃嗣
タイトル: アメリカ外交
朝生でもお馴染みの「親米派」学者によるアメリカ外交論。テレビのイメージとは違い、かなり説得力のある一冊。建国から現在までのアメリカ外交を時系列に まとめてある。今や「常識」となったアメリカを「帝国」と定義する言説には、先のイラク戦争一つとっても、「帝国」と呼ぶにはプレゼンスが無さ過ぎると一 蹴。アメリカの孤立主義(反米の立場からはユニテラリズムという言葉が好まれる)も現在に始まった事ではなく、むしろ第二次大戦などの一時期が例外であっ たとし、戦争の責任を全て「帝国」に帰すのはあまりにも短絡的だとする。「進歩的な人」や「知識人」は反米でなくてはならない、という奇妙な常識がまかり 通っている。相手を「帝国」と悪魔化する事によって、相対化を困難とし、事の本質を見失ってはいないだろうか。
☆☆

朝日新聞記者が書けなかったアメリカの大汚点

著者: 近藤 康太郎
タイトル: 朝日新聞記者が書けなかったアメリカの大汚点
ジャーナリスティックではない「俺のアメリカ論」だ!。と序文に威勢良く書いているも、タイトルも、著者名も「朝日新聞」だけが看板。酒場の愚痴の様な話 を連ねただけの安直な本。単に反ブッシュ、反共和党を叫べばいいってもんじゃない。散々アメリカの悪口言って、人種差別者、愛国主義者、そういうバカな奴 は日本にもいる。と最後に日本にふってリベラルを装い誤魔化す。結局、自分も偏見にとらわれているだけなのを気づいていない。最後に一つ、タクシードライ バーに「おまえは日本か、俺は九竜(カオルン)島だ」と言われた?どこだよ九竜島って?


ハーバードで通じる英会話

著者: 小野 経男
タイトル: ハーバードで通じる英会話
タイトル通り、著者がハーバード大に訪問学者として滞在して英語を話す話。まるっきりそのままだが、よくある横書き英文併記新書の一つ。
☆☆