新書野郎 -264ページ目

日米外交の人間史

著者: 越智 道雄
タイトル: 日米外交の人間史―黒船から経済摩擦まで
アメリカ研究では著名な学者の、タイトル通りの、黒船来航から捉えた歴史物語。物語調なのでかなり読み易い。
☆☆

フランク・ロイド・ライトの日本

著者: 谷川 正己
タイトル: フランク・ロイド・ライトの日本 浮世絵に魅せられた「もう一つの顔」
フランク・ロイド・ライトは、帝国ホテル旧館の設計で知られる有名な建築家。この人も実は人生いろいろであった様で、浮世絵ブローカーなどをしていた時期もあったらしい。それは知らんかった。


バイオテロと医師たち

著者: 最上 丈二
タイトル: バイオテロと医師たち
9.11後のバイオテロ騒動を在米医師がリポート。容疑者を特定した。なんて報道もあったけど、その後どうなったのだろう。下手に裁判になって、手口の詳細が明らかになるとヤバいから秘密裏に処理したのかな。
☆☆

アメリカ保守革命

著者: 中岡 望
タイトル: アメリカ保守革命
イラク攻撃でネオコンが一気にブレイクしたが、やっぱりブームは長く続かないね。イラクは泥沼にはまった状態で、一時、威勢がよかった連中もすっかりトー ンダウン。でもブッシュ再選は、これを支えた宗教右派層の力をまざまざと見せつけたね。ネオコンなんて所詮、彼等の噛ませ犬に過ぎなかったのかも。
☆☆

最新アメリカの政治地図

著者: 園田 義明
タイトル: 最新アメリカの政治地図
何処が何処にカネを出しているのか。といった事が分かりやすい。タネ本があるのかな?日本版も出してほしいな。
☆☆

アメラジアンの子供たち

著者: マーフィ重松 スティーヴン, 坂井 純子
タイトル: アメラジアンの子供たち―知られざるマイノリティ問題
沖縄あたりでは、日常の一部なんだろうけど、全国的には、あまり理解されていないアメラジアンの問題。著書自身がアメラジアンであり、自分のアイデンティ ティの悩みを研究対象にするのは、在日とかでもよくあるパターンではあるが、この種の悩みと無縁な人間としては、ちょっと羨ましかったりもする。
☆☆

ニューヨークを読む

著者: 上岡 伸雄
タイトル: ニューヨークを読む―作家たちと歩く歴史と文化
といっても別にNYのガイドブックではない。NYを舞台にした小説と、それを書いた作家たちの話。その方面に明るくないので、バロウズぐらいしか知らなかったが、「東京文学散歩」の様に、一冊で名作を何冊も読んだ気になれるので、良かった。よくねえか.
☆☆

戦争報道とアメリカ

著者: 柴山 哲也
タイトル: 戦争報道とアメリカ
この主題については語り尽くされている感もあるが、入門書。

ニューヨークで暮らすということ

著者: 堀川 哲
タイトル: ニューヨークで暮らすということ
てっきり9.11便乗本かと思ったら、たまたま出版時期が重なっただけらしい.

目撃アメリカ崩壊


著者: 青木 冨貴子
タイトル: 目撃 アメリカ崩壊
これも緊急便乗出版。文春新書では異例のカバー写真採用。しかし、このタイトルといい、例の飛行機が突っ込むカバー写真といい、原爆切手に抗議している出版社とは思えませんな。