新書野郎 -265ページ目

アメリカ病

著者: 矢部 武
タイトル: アメリカ病
中国のマスコミには、日本は批判的に取り上げなくてはならないという不文律があるが、日本にはアメリカを批判的に取り上げなくてはならないという不文律が ある様だ。これをどう理解するかは様々だが、あの国は大きな顔をしているが、実際はひどい国なんだぜ。といった感じの、やっかみ半分のコンプレックスが作 用しているのではないだろうか。他国の批判は寛容を以って対応すれば良い訳で、無条件に同調すれば、尊厳を得るどころか逆に軽蔑されてしまうのだ。


未来をつくる図書館 ニューヨークからの報告

著者: 菅谷 明子
タイトル: 未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告―
タイトル通りNYの図書館の詳細リポート。ご覧の通り、私は図書館には大変お世話になっているが、正直言って、これ以上望むのは開館時間の延長ぐらい。NYが特殊なのかどうか分からんが、図書館にこんな多機能は必要ないだろう。


駐日アメリカ大使

著者: 池井 優
タイトル: 駐日アメリカ大使
タイトル通り、一人づつ紹介。読み物としては面白いが、他国の大使の列伝を出版する国なんて、日本ぐらいだろうな。


ハーバードで語られる世界戦略

著者: 田中 宇, 大門 小百合
タイトル: ハーバードで語られる世界戦略
ネットで拾った記事だけを情報源に執筆している事をカミングアウトしている、ある意味、なんとも凄いジャーナリスト(とは呼べないか)。これは留学した夫 人と共に、ハーバードの講義に出席した時の滞在記。語られているのは「世界戦略」という程のものではない。結局ハーバードは学校であって、シンクタンクで はないからね。


新「帝国」アメリカを解剖する

ハリウッドはなぜ強いか

著者: 赤木 昭夫
タイトル: ハリウッドはなぜ強いか
タイトル通り、ハリウッドの裏側入門書。実際はもっとドロドロした世界なんだろうけど。


アメリカのグローバル化戦略

著者: 福島 清彦
タイトル: アメリカのグローバル化戦略
これもタイトル通りの入門書。著者は有名な学者だが、まあ普通の分析。


誰も知らなかった賢い国カナダ

著者: 桜田 大造
タイトル: 誰も知らなかった賢い国カナダ
あきれる程のカナダ万歳本。カナダが誰も知らなかった訳ないだろうに。その昔、一般人が海外へ行くのが難しかった時代に、こういうタイトルの本がよく出てい た様だが、この著者はそこから時計が止まっているのだろう。ただ批判に終始する海外本も困ったものだが、こうした「地上の楽園」本も困ったものだ。
☆☆

ストリートチルドレン

著者: 工藤 律子
タイトル: ストリートチルドレン―メキシコシティの路上に生きる―
ジュニア新書ではあるが、大人が読んでも考えさせられるルポ。著者のココロの軌跡なども垣間みられ、良い感想文が書けそう。書かないけど。
☆☆☆

徹底検証 大学法人化

著者: 中井 浩一
タイトル: 徹底検証 大学法人化
大学法人化の問題点というより、長々とした学内抗争の話が中心。