新書野郎 -266ページ目
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メキシコから世界が見える

著者: 山本 純一
タイトル: メキシコから世界が見える
何やってもいいという在外研修で、メキシコに行った時の話。ほんと大学の先生って羨ましい。マキラドーラなんかを調査しに行ったのだが、専門が経済ではな いので、もっぱら労働者の生活を覗いたり、家電が幾らで売ってたとかそんな話。しかし、その方が下手な調査報告より面白い。後半は「専門の」チアパスのサ パティスタ報告で、こちらは気合いが入っていて、かなり読ませる。
☆☆


インディヘニスモ

著者: アンリ ファーヴル, Henri Favre, 染田 秀藤
タイトル: インディヘニスモ―ラテンアメリカ先住民擁護運動の歴史
”インディオ”が差別語認定されつつある中で、その言い換え語が"indigena"。語源も意味も同じだが、”チョウセンジン”同様、それを呼ぶ者が侮 蔑的に用いているとされたためにエクアドル、ペルー、ボリビアなど先住民人口が多い国では一般的に用いられれている。個人的には”チーノ”も差別語認定し てほしいのだが、後発住民には人権なし。なぜ”インディオ”が嫌われる様になったかは、この本で。
☆☆
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